「アダムスキー腸活」は、食品の食べ方でお腹の調子整えるというものです。
お腹の調子を整えると、様々な体の不調の改善が期待できます。
今回は「私の体験談」や「実践して体に起こったこと」などの紹介を含めて、「アダムスキー腸活」がどういうものかをご説明していきたいと思います。
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便秘の恐ろしさ
「便秘」の問題を抱えている人はたくさんいますが、これは単純に片付けられる問題ではありません。
「便秘」とは、腐敗した食べ物を、大腸に長い間置いているということなんです。
そう考えれば、とても恐ろしいことが分かりますよね?
人は死ぬと、その時点から、すぐに腐敗が始まります。
肉や魚は常温で放置すると、腐敗し、強烈な臭いを放ちます。
便秘というのは、腐敗した食べ物が長時間、お腹にとどまるということなんです。
この状態で、体に何の異変もないはずがありませんよね?
便秘を改善するということは、健康に大きな変化を与えることになるのです。
また、「便秘」が長く続くと、なぜか「下痢」になることがあります。
「便が出るようになったので、良かった」ということではありません。
食あたりや、一時期の体調不良で起る「下痢」であれば、自然と回復しますが、長らく「便秘」が続いてから起る「下痢」は危険信号です。
「便秘」が起ると、長い間、大腸に腐敗した食べ物が残ることで、その影響で、腸壁に障害が起きます。
そして、大腸に大きなダメージを受けたことで、大腸の水分を吸収する機能が低下し、便が固まらず「下痢」として排出されるのです。
→ 大腸の機能
私は長らく便秘に悩まされていましたが、今は排便のコントロールがしっかりとできるようになりました。(毎日、決まった時間にお通じが来る)
毎朝りんご1個
私は2週間以上、便が出ないほどの便秘症でした。
便秘がひどいため、病院から便秘薬を処方してもらうほど重度で、効かない便秘薬も多く、いくつも薬を変えた過去がありました。
しかし、今では便が毎日、決まった時間に出るようになりました。
私は「朝食にりんごを1個食べる」ようにしただけで、毎日、同じ時間にお通じが来るようになったのです。
りんごは、ポリフェノールが豊富で、「一日に一個のりんごは医者を遠ざける 」ということわざがあるくらい、りんごは体に良いと言われています。
りんごに豊富に含まれる、ポリフェノールは、抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、活性酸素などの有害な物質を、無害に変える働きがあり、動脈硬化などの生活習慣病の予防効果が期待できます。
活性酸素は、私たちの体のなかで、免疫機能として働きますが、過剰に生産(作られる)されると細胞に損傷を与え、がん・心臓疾患・生活習慣病など、様々な疾患をもたらす要因となります。
そして、抗酸化作用とは、活性酸素の生産を抑えたり、細胞のダメージを修復・再生を促す働きのことです。
りんごは体に良い効果をもたらしますが、なぜ、朝食べただけで、便秘が解消したのでしょうか?
私は疑問を思い、理由を調べていたところ「アダムスキー腸活」を知ったのです。
私は毎朝、りんごを食べることで、お通じが改善しましたが、それだけではありません。
便の量が驚くほど増えたのです。
健康な人であれば、便の量は1回あたり150~200g程度が普通です。
一般的なサイズのバナナが1本約150gくらいですので、バナナ1本分くらいの量がひとかたまりで出てくるのが理想的な便です。
私は便秘がひどい時は、何日も便が出なかったにもかかわらず、バナナ1本分に全く満たない量しか出ていませんでした。
しかし、今は毎日バナナ3~4本分ほどの便が出るようになったのです。
食事量全体としては、変化していないにも関わらず、便がしっかり出るようになったのです。
そのおかげで、私は何の苦労もなく、痩せることができたのです。
ダイエットと言えば、極端に食事量を減らしたり、激しい運動が必要になりますが、便がしっかり出るようになっただけで、何の苦労もせず痩せることができました。
アダムスキー腸活とは
「アダムスキー腸活」は、世界各国で実践されている、食事の摂取方法です。
本の著者「フランク・ラポルト=アダムスキー 」は、世界的に有名な自然療法士です。
アダムスキー氏は、イタリア在住のフランス国籍。
実はこの本は、イタリアで発売され、ドイツ・フランス・スペイン・ポルトガル・ベルギー・トルコなど、世界各国で販売されたのです。
世界各地でこの本の内容を実践し、体の調子が改善されたことから、「アダムスキー腸活」は、世界で注目されています。
この本の内容は、アダムスキー氏が書いた本を、日本語に翻訳されたものです。
「アダムスキー腸活」とは、食品をファストフード・スローフード・ニュートラルに分けて、そのルールに従って食事をすることで、便通改善効果があるというものです。
どんな人に効果があるのか?
- 便秘がち
- 便の量が少ない
- 軟便・下痢
- 太っている
上記のような人に、特に、効果がはっきりと出ると思われます。
食品の消化スピード
「アダムスキー腸活」では、食品を消化の速さで、3つのカテゴリーに分けています。
「ファストフード」は30分~2時間で消化される食品。
「スローフード」は8~10時間かけて消化される食品
「ニュートラルフード」は、どちらにも当てはまらず、一緒に食べた食品の消化スピードを速める食品。
注意点は、「ファストフード」と「スローフード」を一緒に摂取してしまうと、消化に長い時間がかかってしまうので、ファストフードとスローフードを組み合わせた食事は控えるべきということです。
食品の消化の早さを考えて、食事を摂ると、腸の中で渋滞が起らなくなり、便通改善が期待できるというのが「アダムスキー腸活」です。
◉ファストフード
消化の早い食品(30分~2時間で消化される)
- ほぼすべての果物
- はちみつ
- メープルシロップ
- ヨーグルト
- 緑茶
- トマト
- カボチャ
- パプリカ
- 唐辛子
◉スローフード
消化の遅い食品(8~10時間かけて消化されるもの)
消化の早い食べ物以外の食品(※ほぼ全て※)
- 野菜(トマト・カボチャ・パプリカはファストフード、玉ねぎ・なすはニュートラルフード)
- 穀物(パスタ・パン・米・じゃがいも・さつまいも・さといも・とうもろこし)
- たんぱく質(肉・魚・チーズ・卵・豆腐)
- ナッツ類(くるみ・アーモンド・栗・ピスタチオ・ピーナッツ)
- 海藻類(昆布、のりなど)
※食品の多くはスローフード
◉ニュートラルフード
スロー・ファストでもな食品
- 油、お酢
- にんにく・玉ねぎ・ナス
- ハーブ類・わさび・こしょう・マスタード・スパイス(カレー粉・パプリカパウダーは除く)
- ワイン・ビール・珈琲・紅茶・牛乳・砂糖
- ビターチョコレート(ミルクチョコレートを除く)
便通改善の食事
上で「ファストフード・スローフート・ニュートラルフード」についてご紹介しましたが、あれだけ見ると、食品の組み合わせが難しく、どうやって実践すればいいのかを迷う人も多いでしょう。
簡単な法があります。
まずは、一般的な食事をイメージしてみてください。
朝食は「目玉焼き・パン・ヨーグルト・バナナ・味噌汁・ごはん・シリアル」などを組み合わせた食事を摂る方が多いのではないでしょうか?
昼食は、お弁当持参したり、コンビニで買ったり、中には外食という人もいるでしょう。
夜は、晩ご飯をしっかり取るというのが多くの人が行っていると思います。
こような食生活で便秘はない人なら、大きな問題はないので、このままでも良いと思います。
しかし、便秘や下痢が起っているなら、食生活を見直す必要があります。
だたし、「便秘」や「下痢」には、病気が隠れている可能性があるので、体調不良を感じる場合は病院(消化器科)を受診してください。
「便秘」が起っているということは、消化がスムーズに行われていない可能性があります。
◉かんたん腸活食事法
- 朝食…りんご1個
- 昼食…何でもOK
- 夜…何でもOK
上の様な食生活をするだけで、簡単に便通を改善することができます。
りんごは1年中スーパーで購入でき、価格も大きく変化しません。
値段は他のフルーツに比べて安いので、経済的に腸活ができます。
りんごが苦手な方は、他のフルーツでもOKです。
ミカンなら2個、ぶどうなら1房、桃やなしは1個、バナナは2本に置き換えてて食べてください。
ただし、ちょっとした注意点があります。
◉注意点
- 朝食の前後1時間半は間食しない
これだけで、便秘は改善します。
私の場合は朝食から8時間後に排便をもよおします。
消化のスピードは人により多少違いがあるので、参考程度に考えてください。
腸を活性化することで、ダイエットにもなったのですが、私の身長は166㎝で、体重が52kgから45kgになりました。
何の苦労もなく、この体重になったのです。
基本の食事スタイルは守りつつも、外食したり、お菓子を食べたりと、多少の不摂生をすることもありますが、一時的に少し太っても、すぐに体重は45kgに戻ります。
上で紹介した食事方法は、1日で効果があるわけではありません。
腸の状態が悪い場合は、まずは腸が健康な状態まで回復させる必要がありますので、まずは2週間続けることで、効果が見えてきます。
なぜ、食事の方法で、便秘が改善するのかは「腸がすべて(アダムスキー腸活)」の本を読んでみてください。
私が紹介した食事以外の食事方法がたくさん書かれています。
また、ダメな食品の組み合わせなども紹介されているので、より腸に優しい食事方法を知ることができます。