現代は大人から子どもまで、みんながスマートフォンを、長時間使っています。
それらはどこでも購入することができますが、購入するにあたって、注意が必要です。
火災の原因にもつながる可能性があるので、注意喚起で、記事を書かせていただきました。
【危険】樹脂が溶け出す!
上の写真を見ると、iPhoneの充電コードに、何らかの樹脂が付着しているように見えますよね?
実はコレ、熱で中の樹脂が溶け出しているんです。
私はこれを見て、「何か付けた?でも、何のために樹脂を付けるのか…」と不思議に思いました。
記憶をたどりましたが、やはり、何もつけていませんでした。
iPhoneを繋ぐ部分にも、樹脂が流れ出してきています。
表面の樹脂を取ったら、上のようになりました。
こちらの製品は、Androidの充電タイプCから、iPhoneの充電に「変換する機器」です。
わざわざ新しくケーブルを買わずに、Androidの充電コードで使えるため、便利だと思ってインターネット通販サイトで、購入しました。
「Androidの充電タイプC」と接続する部分からは、樹脂は漏れ出していませんでした。
※こちらの製品の詳細を、もう一度確認しようと思ったら、販売中止になっていました。
売り切れたのか、問題が多かったのかは分かりません…
高温で火災の危険性
「Cタイプ→iPhoneの変換機」は今まで、問題なく充電できていました。
中身の樹脂が漏れ出していたことに気づいたのは、今日です。
私はいつも充電が終わったら、ケーブルを束ねて、片付けるのですが、触れた瞬間「熱っ」と、強い刺激を感じました。
初めは「漏電?」電気が漏れて、ビリっとしたのかと思ったのですが、コンセントを抜いて、「変換器」に触れると、とても高温になっていたんです。
「変換器」に触れた部分は、火傷のように少し腫れました。
これは、とても危険なことだと思います。
燃えやすいモノの近くに置いていたら、火事になっていたかもしれません。
謎メーカー
スマートフォン専用の「充電器・充電ケーブル・変換機」は、インターネットで手軽に購入できます。
販売している業者も多いため、どのような基準で購入していいか、迷う人もいるでしょう。
では、どうやって商品を選べはいいのか?
有名メーカーであれば、危険な商品を販売していることは、少ないと考えられます。
もし不良品を販売すれば、大問題になるでしょう。
1回のミスで損失が大きいでしょうから、検査はしっかり行っていると思います。
しかし、近年は、あまり知られていないようなメーカーが増えてきいます。
副業をしている人が増え、個人で海外輸入で販売していたり、オリジナルブランドを立ち上げることも、昔よりは難しくはなくなったからです。
だからこそ、消費者も賢くならなければいけないのです。
小さなメーカーでも、しっかり検査をしているところもあると思いますが、検査をせず販売している業者が増えているのではないかと思います。
値段が安いということは、消費者にとっては嬉しいことですが、色々な手間を省かれているからかもしれません。
不良品だらけの商品
私は以前、問屋で働いていました。
商品を中国から仕入れることがあったのですが、中国からの商品は、不良品が多く混じっていました。
恐らく検品がされていなかったのだと思います。
そのため、会社で中国の企業と、交渉する人がいて、こちらで検品をしなくてすむようにしてくれていました。
中国の方が製造コストが安いため、ほとんどの品物が中国製です。
不良品が少ないのは、しっかりと検品されているからで、大きなメーカーなら、自社で行うか、製造元にお願いしているはずです。
そうすると、手間が増える分、値段も高くなります。
個人輸入が簡単にできるようになった今は、そういう大事な工程を省いている業者も、多いのだと思います。
「安全マーク」PSE
出典:経済産業省
「電気用品安全法」というものがあります。
販売する業者は、消費者に危害があるかもしれない商品に対し、上のマークを付けなければいけません。(分かりやすい表現にしています。)
※「PSEマーク」を付けるには、登録検査機関による検査が、義務付けられています。
詳しく→経済産業省
電化製品を見ると、「PSEマーク」はしっかり付いていました。
ほとんどの電化製品には、「PSEマーク」がついていましたが、スマートフォンを充電する「ケーブル・変換機」には、このマークが付いていませんでした。
もしかすると「ケーブル」や「変換機」には、付ける必要がないのかもしれません。
「電気用品安全法」 では、消費者の生命に対し、「特に危害を及ぼすおそれが多い」商品に対して、「PSEマーク」を付ける必要があります。
「ケーブル」や「変換機」 は、直接コンセントにつながないため、この製品だけで危険があるはけではない、と考えられているのかもしれません。
だから、 「ケーブル」や「変換機」 には、「PSEマーク」が付いていないのでしょう。
しかし、コンセントは、安全のために検査されているのに、接続して使用する 「ケーブル」や「変換機」 にマークがないのは大問題だと思います。
電化製品・火災防止策
日本は豊かな国になり過ぎ、安全ボケしているかもしれません。
電気を扱うということは、危険性もあるということを、自覚しなければいけません。
「PSEマーク」 があるのは、電化製品に危険性もあるからなのです。
コンセントを差したままの、電化製品は多いと思いますが、たまには、一つ一つのコンセントと、電化製品を触って、チェックするのも必要だと思います。