あなたはコーヒーが好きですか?
こうばしい香りと、ほろ苦い味が大好きで毎日飲むという人もいるでしょう。
実はコーヒーに、糖尿病のリスクを軽減できる効果があるというのです。
そこで今回は、コーヒーにどんな効果があるのか詳しく解説していきたいと思います。
コーヒー健康的効果
なんと、コーヒーを飲んで、病気で死亡するリスクが減少するという研究結果があります。
この表の見方:HRはハザード比(統計用語)のことです。比較した場合に使用する。この表の場合は「コーヒーを飲まなかった時」と比較したものが表示されています。「日本で合計約30万人の男女を対象に、17年追跡調査した結果」
上の表を見てもらうと分かりますが、コーヒーを1日に1~5杯飲む人は、がん・心疾患・脳血管疾患・呼吸器疾患などの病気で死亡するリスクが減少します。
しかし、注意も必要です。
女性の場合はコーヒーを5杯以上飲むと、心疾患・脳血管疾患・などのリスクが逆に上がります。
コーヒーで糖尿病対策
コーヒーの摂取で、糖尿病のリスクを下げる効果も期待されています。
上の表は、糖尿病のリスクについて検証したもので、「血中ビタミンD・運動・コーヒー」などは、2型糖尿病のリスクを下げる効果が期待できます。
しかし、「肥満・メタボリック症候群・血中アミラーゼの濃度が高い」などは、2型糖尿病のリスクを増加させます。
2型糖尿病とは、生活習慣病などが原因で、インスリン(血糖値を下げるホルモン)の低下が起り、発症する病気です。
コーヒーの摂取と、運動を比べると、同じくらい糖尿病のリスクの減少が期待できます。
しかし、簡単に健康を手に入れられると思ってはいけません。
「コーヒーの健康効果」でも、ご説明したように、5杯以上のコーヒーを飲むことは、逆に健康を害する恐れもあります。
コーヒーポリフェノール
なぜ、コーヒーで健康的な良い効果が得られるのでしょうか?
はっきりとは、解明されてはいませんが、コーヒに含まれる、ポリフェノールが影響していると、考えられています。
実はコーヒーには、「コーヒーポリフェノール」が豊富に含まているのです。
ポリフェノールというのは、抗酸化作用があり、活性酸素の増加(体が酸化に傾く)を抑止してくれます。
体が酸化すると、生活習慣病やがんのリスクが増加します。
細胞が炎症したり、細胞が傷くからです。
それを防止するのが、抗酸化作用です。
ただし、活性酸素の増加(体の酸化)は、悪い事ばかりではありません。
活性酸素は、体の免疫として働く効果もあります。
ポリフェノール量
コーヒーには「ポリフェノール」が豊富に含まれています。
100g当たり、200mgです。
食品100gあたりのポリフェノール含有量(㎎)
上で、「一日にコーヒーを5杯までなら、健康的な効果が期待できる」とお話しましたが、コーヒー5杯だと、ポリフェノールの量は、約1,000mgになります。
大きなカップで飲むと、1杯の量が多くなるため飲み過ぎには注意してください。目安は3杯と考えた方がいいでしょう。
コーヒーは一度に大量に摂取すると、カフェイン中毒の恐れもありますので、適度に飲むのが一番です!
おすすめコーヒー
コーヒー好きの皆さんは、それぞれ自分なりのこだわりがあると思いますが、こちらもおすすめです。
1枚づつ小分け包装され、ドリップ式で飲めるため、手軽で美味しいコーヒーが味わえます。
コーヒーは酸素に触れて酸化すると、酸味などの雑味が強くなりますが、UCCのコーヒーは酸味が無く深い味わい、独特のこうばしい香りが楽しめるので、おすすめです。
≪参考文献≫
コーヒーと尿病リスク減「日経Goodday」
日本人におけるコーヒーの摂取「がん対策研究所」