「年々、時が経つのが早い」そう思うことはありませんか?
大人になると、どんどん時が早く進む…
今年も1年早かった…
そう感じる人も多いと思います。
あなたは「ジャネの法則」を知っていますか?
19世紀のフランスの哲学者ジャネは、ある法則を考案しました。
「生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例する」というものです。
例えば、30歳に人にとって、1年は人生の1/30で、3歳の子どもにとっては、1/3です。
つまり、30歳の大人にとっても10年間は、3歳の子どもにとっての1年間にしか感じられないということです。
10歳の頃と比べてみても、30歳の大人にとっては、1年が1/3に減っているのだから、短く感じて当然なのです。
逆に、10歳の子どもの1日は、30歳の大人の3日分あるということになります。
心理学者の中には、このように考える人たちがいます。
子どもの頃は未経験の事ばかりで、一つ一つの体験が強烈に記憶され、心に刻まれることが多く、時間が長く感じられる。
大人になると、繰り返された「経験」に基づいて、多くの行動を処理できるため、無意識に色々なことが行えるようになり、時間が短く感られる。
私たちは初めていた場所には、目的地に着くまでの時間を長く感じますが、帰り道は早いと感じます。
行くときは道も知らず、その場所の事もよく分かっていないため、景色を見て新鮮な刺激を受けることができます。
しかし、帰り道は一度、通った道なので、無意識に歩くことができるため、時間を短く感じてしまいます。
無意識に時間を過ごしてしまうと、私たちの時間は早く進んでしまいます。
歳をとればとるほど、同じことの繰り返しが多くなり、新しい刺激を受けたり、体験をすることが難しくなります。
歳をとっても、大事な時間を有意義に使いたい方は、自分の初めての体験をたくさん行うことをおすすめします。
例えば、「行ったことがない場所への旅行」や「今までやらなかったことに挑戦する」などです。
そうすれば、心に鮮明に記憶され、充実した思い出をたくさん作ることが出来ます。
いつもと同じ生活だけだと、鮮明な記憶が残らないため、1年間の記憶がほとんど残りませんが、初めての事を体験すると、1年間の記憶がたくさん刻まれることになりますよ。
写真をとって、思い出をたくさん残すのもおすすめです。
スマートフォンよりも、鮮明な写真を撮影することができ、一眼レフカメラよりもコンパクトな「キャノンのミラーレス一眼カメラ EOS」がおすすめです。