執筆者:中原 良太エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド
日本人は睡眠時間が足りていません。
OECD(経済協力開発機構)が発表した調査によると、OECD加盟国33カ国のうち、日本人の睡眠時間が最も短いことが確認されました。
睡眠不足は貧乏体質のもとになります。
お金持ち願望がある方には、「いかなる理由があろうと、睡眠時間だけは確保しなさい!」と言いたいところです。
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睡眠不足が貧乏
睡眠不足が貧乏体質につながる理由は2つあります。
第一に、睡眠不足は頭を鈍らせます。
分かりやすく例えるなら、「睡眠不足は酔っぱらいと似ている!」なんて言い回しが妥当でしょう。
このことを証明する論文もあります。
スタンフォード大学の心理学者、ウォルター・ミシェル氏の研究によると、「長期的な視点で考える人」と「将来のために今を我慢できる、自制心をもった人」ほど、お金持ちになりやすいことが確認されました。
つまり、自制心は金持ち体質の源なのです。
「酔っぱらうと自制心が薄れる」ことは、言わなくてもわかりますよね。
強力な自制心を手に入れるには、しっかりと寝る必要があるのです。
第二に、睡眠不足は先延ばしを増やします。
アムステルダム大学の研究によると、「先延ばしの原因は、個人の資質ではなく、睡眠不足である可能性が高い」ことが確認されました。
「貯金をした方がよいのは分かっているけど、まだ今はよいかな……」なんて、先延ばしにしていませんか?
もしそうなら、まず睡眠時間を確保しましょう。
悪い癖が、治るかもしれませんよ。
過食・体重増加
睡眠不足が判断を鈍らせるということは、体重増加にもつながります。
自制心がなくなり、食のコントロールが効かなくなることで、肥満になる可能性があります。
疲れると、何かを食べたくなることはありませんか?
食べることで、血糖値が一時的に上昇するため、体の疲れが減少したり、眠気が吹き飛びますが、眠い時の食事が睡眠不足を招く負のスパイラルとなってしまいます。
貯蓄体質を目指す
僕は前々から、「健康維持こそ最強の投資だ!」と言っています。
とはいえ、「摂取カロリーを減らせば痩せる!」とわかっていてもつい食べてしまうダイエットと同じで、実践できないのもまた現実なのですが……。
睡眠はお金に直結する大事なエネルギー源です。
貯金できずに困っている方は、まずは「寝る時間を1時間早める」ことから試してみては?
睡眠不足は病気リスク大
日本人の平均睡眠時間は7時間22分です。
世界的に見ても、睡眠時間が短いですが、健康的な視点から見ると、理想の睡眠時間は7時間と言われています。
日本人の睡眠時間が、OECD加盟国の中で一番短いですが、健康的な面では理想だったのです。
上のグラフは睡眠7時間を基準として、死亡のリスクを表したものです。
睡眠時間が短い場合と長い場合では、死亡リスクがぞ押下します。
睡眠不足の低下では、判断力の低下だけでなく、健康的なデメリットもあったのです。
睡眠改善
睡眠を改善するためには、寝る前のスマートフォンの使用は控えるべきです。
しかし、YouTube・TikTok・Instagram・Twitter…、様々な癒しのツールがあるため、控えられないという人もいるでしょう。
どうしても寝る前に、スマートフォンを使いたいという方は、画面の明るさを暗めに調節して、ブルーライトの強い光を浴びないようにしてください。
これだけで、睡眠は大きく改善します。
スマートフォンの使用に注意しても、すぐに入眠できない方は「ホットアイマスク」を使ってみてください。
リラックス効果で、すぐに深い眠りに入ることができます。
こちらはおすすめのアイマスクです。
温熱・クールで使用できますが、眠る際は温熱を利用してください。
目の周りがふんわり温まることで、気づくと寝ているという状態になれます。
タイマー付きなので、低温火傷などの心配はありません。
ホットアイマスクの商品はたくさん販売されていますが、アイマスクの面積が大きすぎると、鼻によって圧迫され、違和感を感じるため、こちらの商品がベストなサイズです。