医療脱毛・脱毛エステ・家庭用脱毛器、他にも脱毛クリーム・除毛クリームなど様々な脱毛方法がありますが、なぜ毛は抜けるのか?生えなくなるのでしょうか?
今回は最も行われている、「光脱毛」について解説していきます。
目次 非表示
光脱毛とは?
脱毛器に多く採用されているのが「光脱毛」です。
「光脱毛」以外にも「LED脱毛」・「フラッシュ脱毛」・「IPL脱毛」がありますが、言葉は違いますが全て同じ脱毛方法です。
光脱毛とはムダ毛に強い光を当てることで、毛根にダメージを与えて毛が生えないようにします。
永久脱毛の仕組み
永久脱毛の仕組みは、毛を作る組織を破壊することで、新たに毛が生えない状態にすることです。
毛には毛穴の外に露出している「毛幹」と、毛穴の中に隠れている「毛根」に分かれています。
毛根には、「バルジ領域」・「毛乳頭」・「毛母細胞」という3つの毛を作る組織があり、これらは発毛組織となります。
この発毛組織を破壊することで、永久脱毛ができるのです。
◉バルジ領域
バルジ領域とは毛を作る時に、必要な細胞を作り出す組織です。
「毛包幹細胞」と「色素幹細胞」という2つの「幹細胞」があり、それぞれ発毛の司令塔として役割があります。
「幹細胞」は細胞の元となる細胞で、分裂することで、新たな細胞を作りだします。
毛包幹細胞」と「色素幹細胞」が、毛を作る際に必要な細胞を作って毛母細胞へと送っています。
「毛包幹細胞」と「色素幹細胞」の2つがあることで、黒々とした毛が作られているのです。
- 毛包幹細胞…毛の素になる細胞で、毛の構造の大部分を作り出している。
- 色素幹細胞…色素「メラノサイト(色を付ける色素細胞のメラニンを作る細胞)」を作っている。
◉毛乳頭
毛乳頭は栄養や酵素を、毛母細胞へ送る組織で、毛母細胞とは毛細血管で繋がっています。
◉毛母細胞
毛母細胞とは毛を成長させる組織で、細胞分裂を繰り返し、押し上げられたものが毛になっています。
「バルジ領域」・「毛乳頭」・「毛母細胞」という3つの組織が正常に働くことで、毛が作り出されるのです。
この毛を作る組織を破壊することで、毛は作られなくなり、「永久脱毛」が可能となります。
毛の組織を破壊
光脱毛は強い光で、毛を作る細胞を破壊します。
どのようにして、光で組織を破壊するのか?
毛を作る細胞の中にメラニンがありますが、メラニンが毛の黒い色を作っています。
黒は光を吸収する性質があり、メラニンがあることで、毛を作る細胞に強い光が吸収され、細胞が壊されるのです。
脱毛器から発せられる強い光は、強いエネルギーを持っているため、細胞を壊すことができます。
黒は光を吸収するので、細胞が壊されますが、肌の部分はほとんど光を吸収しないので、壊されることはありません。
このような仕組みで、光を使った脱毛が可能となります。
数回脱毛を行う理由
光脱毛は、1回の光照射では「永久脱毛」はできません。
その理由は「毛周期」があり、毛の生え変わりのサイクルが関係しています。
もう周期は、毛穴や部位によって期間やタイミングが異なります。
毛は「生えて(成長期)→抜けて(退行期)→毛がない状態(休止期)」を周期的に繰り返しています。
今生えている毛(成長期の毛)は、毛穴の20~30%です。
光脱毛器で照射(光を当てる)しても、成長期の毛だけが効果を発揮するので、それ以外の毛には反応しません。
そのため、数回にわけて、脱毛器で照射する必要があるのです。
永久脱毛ができる脱毛器
永久脱毛をするなら、「医療脱毛」「脱毛エステ」と、「家庭用脱毛器」で行うことができます。
家庭用脱毛器では、自分で脱毛を行うことができますが、光の威力は製品によって異なります。
脱毛器の購入を考えているなら、脱毛器で人気、売上ナンバーワンの「ケノン」がおすすめです。
筆者もこれで永久脱毛を完了させました。
詳しい商品の説明は →こちら
≪参考文献≫
永久脱毛の仕組み「ルシアクリニック」
医療レーザー脱毛「大宮マリアクリニック」
毛について「札幌さくらクリニック」