フリマアプリは、「メルカリ」を筆頭に、近年人気のサービスとなっています。
楽天が運営する「ラクマ」や、Yahoo!が運営している「PayPayフリマ」なども人気です。
なんと!多くの人が利用する便利なサービスに、恐ろしい詐欺行為が行われているのです。
さらに、個人情報も盗まれるという2次被害も!
しかし、この事実に、被害者は気づいていないということが多いのです。
今回は、この詐欺の実態について解説します。
発送場所が違う
購入した商品が届いた時に、違和感を感じたことはありませんか?
販売者からの発送先の住所と、送られてきた住所が違ったり、メルカリで購入したのに、Amazonから商品が届いた。
このようなことが起きた場合、注意が必要です!
メルカリだけじゃありません。
ラクマ・PayPayフリマも同じです。
大手通販業者のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどから、商品が送られてくるのは、詐欺の可能性があります。
ただし、商品は手元に届くので、どこが詐欺なのか分かりにくい点がありますので、図とともに説明します。
詐欺の構図
詐欺はどのようにして行われるのか?
フリマアプリで、商品を購入すると、詐欺師が他人のカードを使い、Amazonなどの通販サイトで商品を購入します。
すると、購入者に商品が届きます。
販売者の住所とは違う場所から、商品が届きます。
商品が手元に届くので、問題ないと考えるのも危険です!
実は個人情報が、盗まれるんです。
詳しく → こちら
個人情報を奪われる
詐欺師から商品を購入した場合、相手に住所・名前・電話番号を知られることになります。
これらの個人情報は、闇サイトで販売され、新たな詐欺に巻き込まれ、あなた自身もお金を詐取される可能性があります。
しかし、実際に商品が届いていないと、詐欺師かどうかは分かりにくいでしょう。
購入の際は、なるべく「実物の商品の写真」を掲載している人から購入しましょう。
詐欺師の場合は、通販サイトから商品を送るので、実物の商品を持っていない可能性があります。
もう一つ、販売時の対策があります。
「匿名配送」で商品を購入するといいでしょう。
匿名配送であれば、相手に住所や名前を知られることもありません。
購入したい商品があれば、出品者に匿名配送で、商品を送ってもらうように交渉して、安全な取引をできるようにしましょう。
カード不正利用
今度は、「カードを不正利用された側」について解説します。
カードを不正利用された場合、発覚すれば、カード会社の保険で補償してくれる場合もありますが、詐欺師も頭を使っているんですね。
バレないようにしているんです。
購入する商品は、日用品のように、あまり高額でない商品を買うんです。
なぜ、カードの不正利用がばれないのか?
それはカードの明細が関係しています。
Amazonの商品を購入すると、カードの明細は、「AMAZON.CO.JP」となり、商品名は記載されません。
そのため、何を買ったか分かりません。
高額商品であれば確認するかもしれませんが、千円程度なら、何の商品を購入したか確認する人は少ないと思います。
また、楽天市場で商品を購入するとカードの明細は、購入したショップ名が記載されます。
毎月多くの商品を購入する人は、いちいち、どのショップを利用したかを覚えることができないでしょうから、不正利用されても、気づくことはないでしょう。
カード会社も、いつもと購入する商品のパターンが違っていれば、不審に思うかもしれませんが、日用品なら誰でも購入する可能性があります。
カード不正利用されている人は、知らないまま過ごしてしまうのです。
では、どうしてこのように、カードを不正利用されるのでしょうか?
なりすまし
カードの不正利用につながるのは、「なりすまし」メールの可能性があります。
近年ショートメールなどで、「なりすまし」メールがよく届きます。
私のことろには、「Amazonのなりすまし」メールが来たことがあり、間違えて、ログインしようとしました。
その際、名前や住所を入力する画面が表示され、さらに確認のため「カード情報」を入力する画面が表示されました。
そこでやっと、怪しいと気づきました。
アカウントとパスワード、個人情報を入力した為、すぐにアカウントとパスワードを変更しましたが、気づかず、全て入力していたら、お金を少しづつ詐取されていた可能性があります。
詳しく→トマトサーチ