じゃがいもを食べる際は、注意が必要です。
長く置いていると、じゃがいもの色が緑に変色していることがありますが、緑のじゃがいもを食べるのはとっても危険です。
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見た目はキュウイ
上の写真のように、じゃがいもの皮を剥いた時に、緑色になっているものは、食べると大変危険です。
しかし、写真をじっくり見てみると、皮は緑になっておらず、内側が鮮やかな黄緑色に変色しています。
この場合は、じゃがいもの皮を剥いてみないと分かりませんね。
例えば、じゃがバターは皮を剥かずに作ることもあります。
うっかりそのまま食べると、危険です。
じゃがバターを作る際は、熱の通りをよくするためにも、包丁で切れ目を入れて調理すると、その時にじゃがいもの状態も確認できます。
じゃがいもの毒
「じゃがいもの目」・「芽の根元」・「緑に変色した皮」には、天然の毒素の「ソラニン」・「チャコニン」が多く含まれているので、しっかり取り除く必要があります。
じゃがいもの毒は、神経に作用し、頻脈・頭痛・嘔吐・胃炎・下痢・食欲減退などを起こします。
じゃがいもの摂取制限
じゃがいもの食べ過ぎは、食中毒を起こす危険性があります。
小さなじゃがいもの場合は、1日2個まで!
普通のじゃがいもでも、少量の毒が含まれています。
成人…約200~400mg
小児…約20~40mg
皮50mgに約1.5mg
実100gに約1.5mg
皮70mgに約45mg(30~90mg)
実100に約45mg(30~90mg)
市販のじゃがいもの1個の大きさは約150gのものが多く、毒の含有量は比較的には多くはありません。
しかし、家庭菜園などで栽培したじゃがいもは、サイズが小さく毒の含有量が多いものが存在します。
毒の多いじゃがいもをたくさん食べた場合は、食中毒を起こし、体調を崩す可能性があるため注意してください。
自家栽培したじゃがいもは、サイズが小ぶりなため、料理にたくさん使うというご家庭も多いと思います。
しかし、自家栽培のじゃがいもの摂取は、一人当たり1日2個までにしてください。
3~4個以上食べると、体調を崩す可能性があるからです。
じゃがいも食中毒対策
- じゃがいもの芽は、えぐり取り除く
- 小さい物は避ける
- 皮は食べない
- 日の当たらない所に保存
- 切った後水でよく流す
じゃがいもの保存方法
じゃがいもは「日光」・「蛍光灯などの光」に当たらない所に保存する必要があります。
新聞などでくるむと、光を遮断できます。
20℃以上になると、じゃがいもは発芽しやすく、腐敗も起こりやすくなるため、涼しい場所での保存が好ましいでしょう。
さらに、キズが付くと、有毒成分が増えやすいということが分かっています。
購入したら、なるべく早く消費するようにしましょう。
家庭菜園での事故
じゃがいもは、野菜の中では育てやすいため、多くの人が栽培しています。
簡単に育てられて、美味しいじゃがいもですが、実は市販されているじゃがいもよりも、家庭で作られたじゃがいもを食べて、食中毒を起こした事例が多く発生しています。
特に、未成熟なじゃがいもには、多くの毒が含まれています。
市販品には、ベビーポテトや新じゃがいもなどの種類がありますが、未成熟のじゃがいもは別のものです。
正常に発育せず、未成熟になる理由は、植える深さが足りなかったり、肥料不足が考えられます。
さらに、栽培中のじゃがいもに光が当たったり、キズを付けても、毒を増やす原因となります。
じゃがいもは簡単に育てることができますが、ご家庭で育てる際には注意してくださいね。
おつまみチップス
たくさんの野菜を手軽に摂取できる「おつまみチップス」は、おやつ・ビールのおつまみに相性抜群です。