ナビダイヤル「0570」の電話料金が高いことを知っていますか?
ナビダイヤルは、カスタマーサービスや公共機関などで使用されています。
私はこの番号を使っている、企業や団体の事を「せこい!」と思っていましたが、ナビダイヤルにするのにも色々な事情があったのです。
今回はナビダイヤルに付いて、詳しく解説していきたいと思います。
また、安く通話料を抑える方法も一緒にご紹介します。
ナビダイヤルとは?
ナビダイヤルとは、頭に「0570」が付く電話番号で、NTTが行うサービスです。
この番号に、電話をすると通話料金は、発信者(電話をかけた方)が負担することになります。
携帯電話の契約で、「通話し放題(かけ放題)」のプランにしていても、ナビダイアルだけは通話料金が発生します。
ナビダイヤルにする理由
公的機関や企業がナビダイヤルにする理由は、通話料の負担を減らすことが目的です。
ナビダイヤルは通常の電話番号と違って、様々な機能があるのです。
1つの番号で、カスタマーサービスを数か所、持つことができたり、番号案内や、自動音声対応ができるというメリットがあります。
フリーダイヤルにも同じような機能がありますが、料金を全て企業が負担することになってしまうので、負担を減らすために、ナビダイヤルを契約する企業が増えたのです。
そして、料金の負担を、電話の発信者に負担してもらうのが、ナビダイヤル(0570)です。
フリーダイヤル → 詳しく
ナビダイヤル → 詳しく
ナビダイヤル通話料金
ナビダイヤルの通話料金は、下記の通りです。

上の料金表から見て分かるように、携帯電話でナビダイヤルに電話した場合、30分通話すると990円(税込)かかります。約千円かかるのです。
1時間なら2千円です。
固定電話の料金に幅があるのは、距離が関係しています。
固定電話からナビダイヤルに電話した場合の、料金の内訳は以下のようになります。
県内 (区域内) | 8.5円(+税) |
県内(20km以内) | 20円(+税) |
県内(60km以内) | 30円(+税) |
県内(60km以上) | 40円(+税) |
県外(30km以内) | 30円(+税) |
県外(60km以内) | 40円(+税) |
県外(100km以内) | 60円(+税) |
県外(100km以上) | 80円(+税) |
着信場所と発信場所が、遠くなればなるほど、通話料金が高くなる仕組みです。
固定電話からナビダイヤルに電話をすると、30分で93~880円(税込)がかかります。
しかし、「050」のから電話した場合は、30分88円(税込)で、1時間電話しても176円ですみます。
ナビダイヤルに安く電話する方法
ナビダイヤルに安く電話する方法は、「050」の番号からかけると、安く通話することができます。
上でお話したように「050」のから電話した場合は、30分88円(税込)で、1時間電話しても176円ですみます。
では、「050」とは何か?
居酒屋さんや宅配業者の方などが、よく契約をしています。
「050」の電話番号は、「IP」電話というもので、NTT(NTT以外もあり)が行っているサービスなんです。
だから、ナビダイヤルの「0570」に電話をしても、通話料が安いんです。NTT以外の場合は通話料は高くなります。詳しく
「IP」電話とは、通常の電話回線とは別に、インターネット回線で、電話ができるサービスの事です。
契約してスマートフォンにアプリを入れれば、誰でも使うことができます。
月額料金は300円(+税)と通話料金です。
IP電話の通話料金
区分 | 料金 |
---|---|
ドコモ050 | 無料 |
一般・IP電話 | 8.8円/3分 |
携帯電話 | 19.8円/分 |
ドコモ携帯電話 | 3.96円/分 |
「IP電話」の通話料が高いか、安いか分かりずらいと思うので、携帯電話の通話料を下に記載しています。
携帯電話の通話料金
携帯電話 | 17.6円/分 |
固定電話 | 8.8円/3分 |
さらに詳しく → こちら
「IP電話」にしても通話料金のメリットはありませんが、様々な活用方法があります。
IP電話の活用方法
「IP電話」の良い所は、ナビダイヤルに電話する時に安いだけでなく、一番の活用法は1つのスマートフォンで別の電話番号が持てるということです。
わざわざ固定電話を契約したり、スマートフォンを2台持たなくても、「仕事用の電話番号」や「第2の電話番号」を持つことできるんです。
もし、ナビダイヤルに電話する機会が多かったり、別の電話番号を持ちたいなら、「IP電話」を活用してみてください。
不要になれば、解約金なしで、解約できるので負担が少ないので、おすすめできるサービスですよ。