【幸せの法則】自分を傷つけた人、自分を含め許すこと。

多くの人は過去にとらわれ過ぎています。

自分を傷つけた人ひどいことをした人を「許す」ことは、とても重要です。

また、自分自身も同じで、自分を汚す行為、傷つける行為を過去に行っていても、許すことができれば、自身にとって利益をもたらします。

自分を不当に扱った人を許すことは、心の平穏(へいおん)につながるのです。

怒り・憎しみ

怒りや憎しみは、大きなエネルギーを必要とします。

「許さない」ということは、相手を不幸にするのではなく、自分自身が不幸になるのです。

負のエネルギーで、頭や体を疲れさせたりすることは、自分のためにはなりません。

相手や自分を恨むことで、頭がいっぱいだったら、そのことで不快な気持ちなったり、不眠におちいることもあります。

そして、過去のひどい扱いを受けた自分を不幸に思い、「許す」ことをしなけらば、ずっと不幸な人生を歩まなければいけません。

ここで気を付けて欲しいのは、「自分にひどいことをした人を許すが、消して忘れない」と思っている場合は、その人を許していないということです。

まずは、自分を許すことを覚えれば、他人を許すことは簡単にできるようになります。

これができるようになれば、大きな変化と幸福が必ず訪れます。

自分を許す方法

  1. 自分の長所を知る
  2. 自分の努力を認める
  3. 目標を立て達成させる
  4. 親しい人に相談する
  5. 色んな事に感謝する
  6. 人のために行動する
  7. 失敗したら、対処法を考える
  8. 好きなことに没頭する

◉ 1・2

自分の過去の行い、失敗を責めることはさらなる失敗や不幸を生み出します。

気持ちが前向きでないと、行動も消極的になります。

まずは、自分の良い所を知って、過去の努力を認めましょう。

◉ 3

少し努力が必要な目標を設定し、達成させることで、自分自身に満足感を感じることができるようになります。

目標は絶対にできないことではなく、少しだけ頑張らないと達成できない、目標を設定することで「頑張って達成した」という自信につながります。

4

相談する相手は、親しい人がベストです!

人生経験が豊富な、年上や上司にするのはお勧めできません。

理由は、共感してもらえないからです。

あなたへ「こうした方がいいよ?」というようなアドバイスは、あなたを否定する言葉になるため、自信を無くし、行動を失速させたり、心を病むことになります。

◉ 5

多くの事に感謝できるようになれば、感謝できる自分に幸せを感じることができます。

最初は出来なくても、心の中で、「ありがとう」という言葉を言う回数を増やせば、おのずと多くの事に感謝できるようになります。

◉ 6

人のために何か良い行いをすれば、「ありがとう」という言葉をかけてもらったり、感謝されます。

人に喜んでもらうということは、自身の存在意義(そんざいいぎ)を高めることができるため、幸せを感じることができます。

◉ 7

自分が失敗した時、落ち込むよりも、対処法を考えることが、自分を許す行為となり失敗を防ぐことにもなります。

◉ 8

好きなことや趣味に没頭することは、自身を満足させることになります。

親を許す

「許す」というのは、意外に難しいもので、自分にひどいことをした相手が、心から反省し、謝ってくれたり、弁償をしてくれるのであれば、「許せる」のかもしれません。

ただ、相手があなたに、「ひどいことをしたという自覚がない」ケースの方が実際には多いため、謝罪されることもなく、心に長いこと引っかかっているという人が多くいます。

幸せが遠のいている身近な理由は「家族」にあります。

最近は「親ガチャ」という言葉がありますが、これは生まれる時に親を選べず、「親のせいで不幸になった」というような意味で使われます。

ガチャガチャと回すカプセルトイは、回すまで何が出てくるか分からないので、それと「親」をかけた言葉です。

親が悪いから自分は頭が悪い」「親のせいで貧乏な暮らしになった」「不細工な顔に生まれた」など、親に不満を持ったまま生き続けている人もたくさんいます。

親への恨みまでは無かったとしても、親に対し不満を持っているだけでも、自分を不幸に陥れる(おとしいれる)ことになります。

私自身の話で言うと、子ども時代に、両親の教育が厳しかったため、親への反発心が強くなり、思春期には、よくケンカをしていました。

成人しても、「親が悪いから、自分は頭が悪いや、コミュニケーション力が足りない」と思っていました。

しかし、これは親のせいではなく、「頭が悪いと気づいた、コミュニケーション力が足りない」と気づいていながら、努力していない自分のせいなのです。

親を許し自分の欠点を見つけることができたなら、気づいた今から努力すれば変わることができるのです。

子どもは親に対して「正義・絶対的な存在」を持ち、親に対し、完璧を求めすぎてしまいます。

親を許せない人は、「親を親」と考えていますが、「親を対等な人」と考えれば、許せるようになるでしょう。

過去の私だけでなく、多くの人が親に不満を持っていると思いますが、親のせいで自分が人より損していると思っている気持ちは、「不幸」なことです。

早く親を許しましょう。

成人すれば、誰でも自分で行動を起こすことができるのです。

これは親だけでなく、兄弟、家族全員に対しても同じです。

パートナーの浮気

パートナの浮気は許していいのか?許さない方が正しいのか?悩む人も多いと思いますが、これも同じです。

「自分を裏切った、反省させて、二度と浮気させない」このように思う人も多いと思いますが、このように思うことが、悲しみが生まれに、パートナーと浮気相手への恨みになります。

怒りは増幅するものです。

許さなければ、細かな行動で相手を非難するようになります。

このような関係は、お互いに不幸になります。

相手を反省させる

相手が悪いので、相手を反省させようとする人がいますが、この行為は間違っています。

人を変えることはできません。

人が変わるのは自分で気づいた時です。

また、自分が変われば、自分の周りの人も変わるのです。

例えば、子どもが万引きをした場合、多く親は子どもを叱ると思いますが、なぜ子どもを叱るのか?

子どものため?世間の目?でしょうか。

恐らく気づかないうちに、自分のために、子どもを怒ってしまっているのかもしれません。

もし、子どもが万引きをしてしまったなら、お店の中では店側の気持ちになり、子どもを叱った方がいいですが、家では優しく接してあげれば、自ら気づくはずです。

自分をコントロール

セルフマネージメント(自分をコントロール)するのにおすすめの本があります。

[マーク・レクラウ, 弓場隆]の習慣を変えれば人生が変わる

こちらの本は、アメリカ・ドイツ・イギリスなどでベストセラーになった本で、とても読みやすい文章で書かれているため、自分を変えたい人におすすめの本です。

1項目の文章が長すぎないため、本が苦手な人でも、絶対に読める本なので、一度手に取ってみてください。