宇宙旅行ができるようになったら、色々な星を見て回りたいですね。
宇宙にたくさん存在している星の中には、重力が地球よりもはるかに小さな星もあります。
そこで問題です!
もしも、重力が小さな星でジャンプをするとどうなるでしょうか?
- 宇宙に飛んでいく
- 普通に着地
- 地面に沈む
- 星を消滅させる
※ 答えは記事の最後だよ
太陽の周りを回っているのは、地球・火星・木星のような大きな惑星だけではなく、小惑星と呼ばれる小さな天体も見つかっています。
地球の直径はおおよそ12,104kmですが、太陽の周りを回る小さな天体は直径が数m~数百kmの極小サイズです。
そんな小さな小惑星で、人はジャンプをするとどうなるのでしょうか?
- 太陽…約1,392,000km (地球の約109倍、月の400倍)
- 水星 … 約4,879km
- 金星 … 約12,104km
- 地球 … 約12,742km
- 火星 … 約6,729km
- 木星 … 約142,980km
- 土星 … 約120,536km
- 天王星 … 約51,118km
- 天王星 … 約51,118km
- 海王星 … 約49,528km
地球でジャンプした場合は、すぐに地面に着地します。
これは地球の重力が働いているからです。
もしも…
直径約900mの小さな星でジャンプをするとどうなるのでしょうか?
※ 直径約900m=地球の14,000分の1
2018年6月27日に日本の探査機「はやぶさ2」が、小惑星の「リュウグウ」に到着しました。
リュグウの大きさは、地球の約14,000分の1の大きさで直径900mです。
地球よりも質量がとても小さいので、重力も非常に小さくなります。では、このリュウグウでジャンプした場合を考えてみましょう。
天体の重力を振り切る速度を、脱出速度と言います。
リュウグウの脱出速度は秒速約37cm。
地上で50cm垂直ジャンプする際の初速は秒速約3m(時速10.8km)ですので、リュウグウの脱出速度を軽く超えられます。
そのため、もしもこのリュウグウに宇宙服を着て降り立ち、地表で思いっきりジャンプしたとしたら、そのまま宇宙空間に飛び出し、2度と戻ってこられなくなるでしょう。
質量とは物質の動きにくさの度合い、つまり慣性の大きさのことです。
物質の質量は地球上でも、宇宙空間でも、月面でも変わりません。
質量の単位はkgです。
重さとは、物体に作用する万有引力(重力)の大きさです。
力の大きさですから単位はN(ニュートン)です。
引用:ファンファンJAXA
どのくらいまでのサイズの小惑星だと、人間がジャンプした時に、宇宙に飛び出してしまうのでしょうか?
直径6kmの小惑星ファエトンの質量が200兆(2.0×10 )kgであった場合、脱出速度は秒速約3mと計算できます。直径6kmほどのサイズの小惑星に降り立った場合には、ジャンプはしないほうがよさそうです。
ちなみに、小惑星でジャンプして宇宙空間に飛び出した場合、宇宙のかなたに飛ばされることはありません。
太陽の重力からは逃げることができず、太陽の周りを回り続けることになるでしょう。
答えは「① 宇宙に飛んでいく」だよ!
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