今回は「使い捨てカイロ」の仕組みに付いて解説したいと思います!
寒くなると絶対に必要なのが「使い捨てカイロ」ですよね?
コンパクトに持ち運べて、体に密着して使うことができるので多くの人が利用しています。
カイロの歴史をさかのぼると、遠い昔は石を温めて布にくるんで使用していたようです。
揉むだけで温かくなる「使い捨てカイロ」が出てからは大きく普及しました!
充電式のカイロも今ではたくさん販売されていますが、薄さ・軽量・手触り・長持ちするなどの面からまだまだ根強い人気がありますね。
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カイロの中身は?
カイロの生地を破ってみたことがる人もいるのではないでしょうか?
中を見てみると「黒い粉」が入っています。
この黒い粉は鉄のような見た目と、さらに金属のニオイもします。
正体はまさに!「鉄」です。
カイロの中身となる「鉄」が熱を放っているのです。
カイロが温かくなる理由
「鉄」は時間が経つとサビが生じます。
この現象を「酸化」というのですが、鉄は常に酸化反応を起こしています。
その際に、熱を発生させているのです。
しかし、サビた鉄を触っても温かさを感じることはありませんね。
その理由は、酸化のスピードが緩やかだからです。
自然に起こる程度の酸化は緩やかで、ごく微量の熱しか放ちません。
カイロが温かくなるのは、人工的に酸化の反応を早める工夫がされているからなんです。
ちなみに、化学反応が起きると、熱の発生や吸収が起きることが多くあります。
一般的に、物質を構成する分子は原子の化学結合によって作られ、科学結合を切り離す時にはエネルギーが必要になり、逆に科学結合をするときにはエネルギーを放出します。
鉄が酸素と結合して「酸化鉄」へと変化する時には、余分なエネルギーを反応熱として放出しているのです。
カイロの成分
カイロの中には、鉄粉・水・塩類・活性炭・バーミキュライトが入っています。
それぞれ、熱を生み出すための役割があるので解説していきます。
鉄粉
使い捨てカイロの主成分で、酸素と反応して熱を放ちます。
粒子状にすることで、表面積を増やし酸化反応を早めています。
水と塩
水と塩は、鉄粉の酸化を促進させる働きがあります。
海水に浸かった金属はすぐにサビが生じ、海沿いの家にある自転車や車、外に設置される給湯器などはすぐにサビが生じます。
同じようなことをカイロの中で起こしています。
活性炭
活性炭は発熱が始まった後、その熱を保つ効果があります。
それと同時に、酸素と鉄が結び付くのを手伝う役割もあります。
バーミキュライト
バーミキュライトとは、苦土蛭石という鉱物を加工しており、ガーデニング用として多くは使用されています。蛭石の元の鉱物を800℃ほどで加熱して風化処理をさせて、10倍以上に膨張させたもの。
バーミキュライトは、「酸化ケイ素」・「酸化マグネシウム」・「酸化アルミニウム」等の成分からできており、通気性、保水性、保肥性に優れています。
吸水性が高い土なので、使い捨てカイロを水で湿らせることなく、水分を含ませることができるため、原料としてバーミキュライトが入っているのです。
カイロを自作する
使い捨てカイロは自分で作ることができます。
材料
- 鉄粉
- 食塩
- 活性炭
- バーミキュライト
- 和紙or不織布
- ノリ(接着用)
- チャック付きの袋
作り方
- 不織布で袋を作る
- ノリで留める
- 袋に1~4の材料を入れる
- 口を閉じてノリで留める
- 袋を振る
- 発熱
チャック付きの袋は、手作りカイロをすぐに使用しない時の保管用としてあると便利。
保管する際は、酸素が入らないようにしっかりと空気を抜いて保管。
材料はインターネット通販で購入できますので、ぜひ「手作りカイロ」挑戦してみて下さい!
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繰り返し使えるカイロ
最近は、繰り返し使えるカイロを持ちある人も多くいます。
すぐに温まって、手軽に持ち運びができるところが人気の理由でしょう。
さらに、スマートフォンなどの充電もできるので、若い人との多くは寒くなる時期には必ずバックに入れている人もいるようです。
「HAGOOGI 充電式カイロ」なら、2つに分かれるので友達と温かさをシェアする時にも便利!
参考:日本ガイシ・ホームセンタージョイフル・wikipedia
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