皆さんは仕事に対してストレスを感じることはありますか?
働いている人の約6割の人が、何らストレスや悩みを抱えています。
ストレスの原因を知り、国や会社の対策だけに頼らず、自分でも少し工夫をしながら生きていけるといいかもしれませんね。
ストレスを抱える人の割合
2018年厚生労働省「労働安全衛生調査」
59.9%… 男性
55.4%… 女性
働いている人たちの中にはストレスを抱える人が多くいます。
厚生労働省の2018年の調査によると、約6割の人がストレスを感じながら仕事をしており、男女比率では男性の方が若干比率が高いのが現状です。
これは日本で男性の方が重要な仕事、出世する比率が高いためかもしれませんね。
今後、男女平等の社会になれば、減少も大きく変わってくるのかもしれません。
61.3%… 正社員
59.4%… 派遣
55.8%… 契約社員
39.0%… パート
仕事の形態でもストレスの比率が変ってきます。
正社員はパート従業員よりも、大幅にストレスを抱える人が多いようです。
男性の方がストレスを感じる人が多いのも、正社員の比率が男性が多く、パート従業員は女性が多いからなのかもしれません。
では、仕事をする半分の人がストレスを感じているのは、なぜなのでしょうか?
仕事のストレスの原因
2018年厚生労働省「労働安全衛生調査」
仕事のストレスの原因は男女ともに「仕事の質や量」(全体平均59.4%)です。
私は会社員時代によくこんな風に考えていました。
「仕事が多すぎる。こんな仕事出来るわけない。嫌がらせで仕事を振られている。上司は今の現状を知らない。」などです。
私のように、仕事の難しさや量に悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
今後AIの発展で私たちの生活はさらに豊かになると思われますが、消える仕事も生じて、新たに加わる仕事も増えていくでしょう。
そうすると「仕事の質や量」は本当に楽になるのでしょうか?
人間は豊かな生活、楽な生活を求めて発展していますが…、より高度な仕事を人間には求められる可能性もあるのかもしれませんね。
59.3%… 仕事の質・量
36.2%… 失敗・責任
29.9%… 人間関係
27.5%… 仕事のポジション変化
26.2%… 将来性
男性のストレスの原因はフルタイムで働く人が多いことで、失敗や責任に対してのストレスも強く感じているようですね。
それから、人間関係、仕事のポジションの変化にストレスを感じ、男性の中には昇進する人もいれば、転勤、部署移動など、このような環境の変化は女性よりも多いのでストレスの原因になっているのかもしれません。
59.5%… 仕事の質・量
33.2%… 人間関係
30.9%… 失敗・責任
17.5%… 雇用の継続
16.6%… 将来性
女性の場合は、2番目には人間関係に対してのストレスの比率が多く、女性は特に女性どうしで人間関係がこじれるケースもあるので、ストレスを感じているのかもしれません。
そして、女性はパート従業員や契約社員の方も多いので、雇用の継続の問題もストレスになっているようです。
仕事の悩みなどを相談できる相手は男女ともに9割以上の人が、話を聞いてくれる人がいるようです。
男女共に「職場の人」・「家族・友達」の割合が多く、一番一緒に過ごしている相手だからかもしれませんね。
話すことはストレス発散にもつながるので、うまく心の健康を保てると良いですね。
欠勤・退職者の数
心の病気により、連続1か月欠勤した労働者がいた割合は全体で6.7%ですが、会社の規模が大きくなるほど、その割合も高くなります。
2000年以降は多くの会社で「心の病気」を抱える従業員が増加傾向にあることも分かっています。
心の不調になると、仕事の効率も悪くなるので、会社の対策と個々の意識改革も必要になってきます。
自殺者
日本:総数18.5 男性26.6 女性10.8
グラフ資料:世界保健機関2018.9
先進国での日本の死亡原因中の自殺死亡は、高い割合にあります。
日本の自殺者のピークは3万人を超えていました。(1998年~2011年)
今は少し減少していますが、それでも2万人以上の人が自殺をしており、日本の人口は1億2500万人(2021年)なので、自殺者の割合が高いことが分かります。
※ 2018年の全体の死亡者数136万人
2万人の自殺者の中で、約30%(6,200人)の人が仕事をしている人なので、仕事のストレスによる自殺の可能性が大いにあります。
このような現状から国も対策を行なっており、2006年に自殺対策基本法を公布しました。
私は高校を卒業(2003年)して働いたのですが、卒業したばかりの社会の雰囲気は「仕事帰りに先輩の飲みに付き合うのは当たり前、お酒が飲めないのは社会人失格」このようなものでした。
パワハラ当たり前という風潮を少し感じる時代を過ごしましたが、時代の流れでどんどん変化したことを実感しています。(社会人になってすぐに変化を感じた)
2018年厚生労働省「労働安全衛生調査」
職場でのストレス軽減する対策
職場でストレスを抱える人を減らすためには、個々の対策も重要ですが、それには限りがあります。
職場での働く意義を明確化させることも重要な要素です。
「会社で働くことの重要性・評価」を会社が明確にできれば、働く人の意欲も向上できるでしょう。
それには、会社は環境を整備する努力をすることが重要ですが、目の前の仕事に追われる職場も多いので課題が多そうです。
個人でも仕事のモチベーションをアップさせるに、チーム内でのコミュニケーションを図るために、人の考えを取り入れることができれば良い方に向かっていけるでしょう。
人間関係では、つい自分の気持ちばかり優先しがちになりますが、一歩ゆずって人の意見を取り入れることができれば、おのずと関係はよくなります。
また、一番身近な存在の家族との関係はとても重要です。
家庭でリラックスできなければ、ストレスを解消する場所はなくなります。
重要なのは、家庭で自分がリラックスするのではなく、パートナー、親、子を喜ばせることに努めることです。
家族が喜べば、自分に幸せが返ってくるからです。
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