宇宙にはたくさんの星がありますが、この星たちは最後はどうなるのでしょうか?
私たちが住む地球はおおよそ46臆年前に誕生したと考えられています。
そして、その寿命はあと50憶年くらいと言われています。(情報:キッズネット)
地球(惑星)は自ら消滅するのではなく、太陽(恒星)に飲み込まれることで無くなるようです。
では…太陽はどんな最後を迎えるのでしょうか?
また、太陽以外の恒星(自ら光る星)の最後はどうなるのでしょうか?
今回は、星の最後について詳しく解説していきます!
ブラックホール
星の最後は…
星の質量によって異なりますが、内部が縮みブラックホールになることもあります。恒星は核融合反応が終了したら、重い星は飛び散ります。
そして、恒星の寿命は星の大きさで変り、軽い星は数十億年~数百億年、非常に重い星は数百万年~1,000万年の寿命と言われています。
太陽の現在の年齢は約46憶年で、これからまだ50憶年以上輝き続けると考えられています。(情報:名古屋大学)
質量とは物質の動きにくさの度合い、つまり慣性の大きさのことです。
物質の質量は地球上でも、宇宙空間でも、月面でも変わりません。
質量の単位はkgです。
重さとは、物体に作用する万有引力(重力)の大きさです。
力の大きさですから単位はN(ニュートン)です。
引用:ファンファンJAXA
赤い大きな星になる
生まれたばかりの恒星では、4個の水素原子から、1個のヘリウム原子ができる核融合反応が起こっています。
星が誕生してから長い時間が経つと、中心部には核融合反応で作られたヘリウムがたまっていきます。
そのうちに内部の圧力が弱くなり、重力によって潰れていきます。
それにつれて、中心部の温度は上昇し、そこで発生する熱を外へ逃がすため、星全体が大きく膨らみます。
膨らんだ外層は、温度が下がるので赤くなって、「赤色巨星」という大きな星になります。質量が太陽の8倍以下なら「赤色巨星」、質量が太陽の8倍なら「赤色超巨星」となります。
その星の表面温度は3,000℃くらいです。
では、赤色巨星になる前の、恒星の温度はどれくらいなのでしょうか?
恒星の温度
太陽の温度の場合は、中心部分が1,600万℃、表面温度6,000℃になります。
太陽の色を赤やオレンジで表現されることも多いですが、実際の色は黄色に近い白色です。
また、夜空に光る星は全て白く光っているように見えますが、様々な色で輝いています。
星の表面温度によって、人の目に見える色は変わってきます。
10,000℃と温度が高い場合は白に見えますが、4,000℃と低めの温度の場合は赤い色に見えます。
小さな星になる
赤色巨星になった後も、星の内部で温度はさらに上がり、水素からヘリウムができるのとは別の核融合反応が起こります。
この反応では、ヘリウムから炭素や酸素などの重い元素が次々に作られます。
こうした反応により、星の中心部はその重さで縮んでいきます。
太陽の8倍以下の恒星は、外側にあるガスが離れていきます。
太陽の8倍以上の恒星は、爆発で外層が吹き飛んでいきます。
高密度の天体になる
星からガスが離れた(ガスが吹き飛んだ)後はは、星の質量によってその後が変ってきます。
太陽くらいの軽い星は、やがて反応が進まなくなり、外層を繋ぎ留められなくなります。
そして中心部は白色矮星(はくしょくわいせい)という小さな星になります。
質量が太陽の8倍より大きな星は、中心部の温度が上がり続け、最後に星全体を吹き飛ばすような超新星爆発を起こします。
そして、その中心部には、中性子星やブラックホールが残るのです。
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