近年は、宇宙開発がどんどん進んでいるようです。
宇宙旅行ができる日も近いかもしれませんね。
そこで問題です!
もしも、宇宙服を着ていない状態で宇宙空間に放りだされたら、人間はどうなるのでしょうか?
- 破裂する
- 干からびる
- 何も起きない
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宇宙飛行士の服装
宇宙空間に放りだされた場合を考えために、宇宙で活動する「宇宙飛行士」の服装について学んでみましょう。
宇宙で活動する宇宙飛行士たちは、映画では宇宙服を着ているイメージがあります。
しかし、実際の宇宙飛行士が、宇宙船の中で活動をするときは作業着や動きやすい服を着ているようです。
宇宙船内では無重力ですが空気があるため、宇宙服を着ていなくても普通に生活ができるんですね。
宇宙服の機能
宇宙飛行士が宇宙船外で活動をするときは、宇宙服を着ています。
- 真空から体を守る
- 体温を一定に保つ
- 宇宙ゴミから体を守る
- 呼吸を助ける
- 耐熱温度:約120~マイナス157℃
- 酸素を供給
- 二酸化炭素を除去
- 通信(他の宇宙飛行士・地上の管制官)
- 上部胴体
- 下部胴体
- グローブ
- ヘルメット
- 冷却服 ※1
- 生命維持装置 ※2
- 通信装置
※1 宇宙服は密閉されているため、体温で熱を持つようになってきます。
そのため、冷却するための装置が備えれれているのです。
※2 生命維持システムは、宇宙服内の気圧と温度をコントロールして、呼吸用の酸素や電力を供給します。
その他にも、通信機能も持っており、宇宙飛行士が生きるために必要な装備が詰まったシステムになっています。
地上から何kmが宇宙?
一般的に、地上から100kmより上を宇宙空間と呼びます。
※ 米国空軍の場合は、80kmから上を宇宙と定義
北極付近の国で見ることができるオーロラは、地上から100~500kmの高さで光っています。
オーロラと、雨が降った後に見える虹では、どちらも幻想的な美しさがありますが、高さが全く違っているのです。
流星は、地上から100kmほどの高さで光っています。
大きさは0.1mm~数センチほどの、小さなチリが地球の大気とぶつかった時に、光や熱を出しています。
国際宇宙ステーションは地上から、200~1000kmで宇宙飛行士が活動しています。
それよりももっと上を飛んでいるのが、衛生です。
気象衛星や放送衛星などは、3万6000kmと地球から大きく距離があります。
問題の答え
高度が100㎞以上になると、宇宙空間と定義され、空気がほとんどありません。
宇宙空間に人間が生身で放りだされたら、間違いなく、すぐに窒息して死んでしまうでしょう。
じゃあ、息を止めてみればいいんじゃない?
もし、とっさに息を止めた場合は、宇宙空間は真空に近いため、肺の内部にある空気が膨張して損傷します。
真空だと、気圧がゼロ!
空気の圧力がないと肺が大きく膨らんで、最悪の場合は破裂します。
とっさに、息を吐いた場合は、一時的には肺の損傷は避けられます。
しかし、いずれは血液中の酸素は減り、脳への酸素供給もとまるため、数分後には死ぬことになります。
息ができるように、酸素ボンベを使ったらどうかな?
酸素ボンベを使ったとしても、それ以外の問題が人間の体を襲います。
気圧がゼロに近いため、体は急激に沸騰!
普段私たちが生活している中で、水は100℃で沸騰しますが、高い山などの気圧が低い場所に行くと沸騰する温度が低くなります。
宇宙空間では気圧がゼロに近いため、とても低い温度で沸騰します。
涙や唾液、体の表面近くの水分はすぐに沸騰することになるでしょう。
水分が沸騰すると、人間の体は1,000倍以上に膨らみます。
涙や唾液が沸騰してすぐに、血管内でも水蒸気が噴き出して、血液の流れも止まり、脳に酸素が届かなくなるので、数分以内に人間は死んでしまうでしょう。
えーーー!??怖いーー
その後、人間の体はどうなるの?
死んだ後の体は、沸騰して膨らみ、そして干からびます。
正解は「②の干からびる」でした!
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