近年、美容の効果が期待される「レチノール」が注目されています。
レチノールはビタミンAの一種。
シミやシワの改善・肌の弾力性向上・ニキビの治療など、様々な効果が期待できます。
今回は、そのレチノールを詳しく解説します。
最後におすすめのレチノール美容アイテムをご紹介。
多くのレビューで『効果がある』と言われている製品なので、肌老化が気になっている方に、ぜひ試してほしい!
ビタミンAの種類・効果の比較
レチノールとはビタミンA誘導体の一種で、ニキビ・シミ・シワの改善に期待できます。
ビタミンAは主に6種類
- パルミチン酸レチノール
- プロピオン酸レチノール
- 酢酸レチノール
- レチノール
- レチナール
- レチノイン酸トレチノイン
これらは順に効果が高く、肌への刺激も強くなります。
その中で最も効き目が強い「トレチノイン(レチノイン酸)」は、効果が実証されており、アメリカではシワ・ニキビの治療薬として認可されています。
ただし、日本では認可されていないため、市販薬や化粧品として購入することはできません。
市販で購入できる「トレチノイン(レチノイン酸)」に変わる成分として「レチノール」が注目されています。
まずは、効果が立証されている「トレチノイン」に、どのような効き目があるのかを解説していきます。
トレチノインの効果
「トレチノイン(レチノイン酸)」はビタミンA誘導体の一種で、ニキビ・老人性色素班・肝斑の治療に使われます。老人性色素班と肝斑は、どちらもシミに分類され、その違いは見た目で分かります。
まず、老人性色素班は、はっきりとした茶色のシミができて、大きさにはばらつきがあり、紫外線にさらされた部位に出現。
もう一方の肝斑は、目の下や頬骨を中心に左右対称に現れ、曖昧な輪郭の薄茶色のシミができます。
ニキビ・シミなどの治療で使われるトレチノインは、血液中にごく微量に流れているため、アレルギーを起こすことはありません。
日本では認可されていませんが、アメリカでは認可されたシワ・ニキビの治療薬として人気です。
主な効果は、肌のターンオーバー促進で、肌再生を目指した治療に使われます。
肌の再生
トレチノインを使用すると、表皮の細胞が増殖し、皮膚再生が促進されます。
このプロセスでは、基底層と呼ばれる深い層で、新しい細胞が生成。そして、基底層にはメラノサイトと呼ばれる細胞が存在し、シミの元となるメラニンという色素も生成します。
トレチノインの使用により細胞が活性化され、約2〜4週間でメラニン色素が排出されます。
美容皮膚の治療においては、トレチノインと共にハイドロキノンという漂白作用のある成分が使用されます。
これは、新しい皮膚が成形される際にメラニンの生成を抑制し、キレイな肌に置き換えるためです。
また、トレチノインのターンオーバー活性化により、ニキビの原因となる毛穴の詰まりも改善されます。
さらに、活性化された肌細胞はコラーゲンの生成を促し、肌のハリ感の向上とシワ改善効果が期待できます。
深いシワ(たとえば目尻のシワ)の場合は、少なくとも3か月の使用が必要です。
高い効果と副作用
「トレチノイン」には強い効き目がありますが、副作用のリスクも高い成分です。
使用すると反応性の皮膚炎が生じます。
皮膚が赤くなったり、皮がむけるなど、「A反応」と言われる症状が起きます。
この症状は成分に対するアレルギー反応ではなく、効果が出ていることで起こる症状です。
使用の初期では、角質の剥がれがひどく生じるため、たっぷりと保湿する必要があります。
そして、治療中は肌が過敏になっているため、紫外線を浴びると炎症が悪化したり、色素沈着の危険性もあります。
妊娠中の方や予定のある方は、使用を控えた方が安心です。
レチノールとは
- 抗酸化作用
- シワ改善
- 皮脂分泌をコントロール
「トレチノイン」は効果が立証されていますが、副作用のリスクも高く、日本では治療薬として認可されていません。
そこで、化粧品メーカーが注目する成分が「レチノール」です。
「レチノール」はビタミンAの一種で、抗酸化作用があります。
肌を酸化ストレスから守り、健康と若々しさを保つために重要な役割を担っています。
肌のハリ改善とシワを軽減する効果、皮脂の分泌を調節し、肌トラブルを防ぐ効果があります。
現在、スキンケアの成分として、一部の化粧品に配合されています。
レチノールは「トレチノイン」ほどの強さありませんが、それでも刺激が強いため、使用には注意が必要です。
また、効果を実感するには時間がかかることもあります。
トレチノインと比べると、その効果は1/100ほどと言われています。
レチノールの肌荒れ(A反応)
レチノールは「トレチノイン」よりもマイルドな成分ですが、使用するこ都ではダニ刺激が与えられて、一時的な肌荒れの症状が現れることがあります。
A反応とは、レチノールやトレチノインを肌に塗布した後に、急激に新陳代謝が促されることで起こる症状のことです。
一般的な症状としては、赤み・皮むけ・乾燥感などが見られます。
肌が慣れていくと症状も落ち着いていきます。
肌の新陳代謝が正常に機能することは、肌にとっても好ましいことであり、A反応はむしろ肌にとって良い状態です。
A反応を起こりずらくする方法
A反応を起こりにくくするには、個人の肌の状態によって異なり、完全に防ぐことはできません。
しかし、以下の試してみるとA反応を和らげることができるかもしれません。
- 刺激が少ない「パルミチン酸レチノール」・「レチニルエステル」を使う
- 慣れてきたら徐々に強いレチノール製品を使用する
- 最初は少量、徐々に量を増やす
レチノールの注意点
レチノールの使用には、いくつかの注意点があります。
一部の人には、肌の乾燥や赤みなどの副作用が現れることも。
また、レチノールは紫外線に敏感になるため、日光は避けて、外出時には日焼け止めを使用してください。
なるべく、夜寝る前に使用!朝塗るのはダメです。
妊娠中や授乳中の方は医師に相談することが重要です。
レチノールは刺激が強いため、初めて使用する場合は低濃度のものから始めることが推奨されます。
そして、レチノールと一緒に使えない成分もあるので、他のスキンケア商品とは併用しないようにしてください。
レチノールと一緒に使ってはいけない
レチノールには、肌の再生や修復を促進する効果がありますが、一緒に使うと危険なものもあります。
ピーリング
レチノールとピーリング成分は相性が悪く、肌の刺激やトラブルを引き起こす可能性大!
レーザ治療
レーザー治療もピーリングと同じように、肌に大きな負担を与えるため、同時期に行うのはNGです。
ハイドロキノン
美白効果があるハイドロキノンは、基本的にレチノールとの併用不可な成分です。
もともとハイドロキノンは肌への刺激が強く、高濃度のものは副作用のリスクもあり、併用の仕方によっては炎症を引き起こす恐れがあります。
スキンケア商品などで、ハイドロキノンとレチノールが一緒に配合されるものは濃度を調節されてあるので、問題が起こることはほとんどありません。
ただし、別々で購入した場合に併用するのは危険が伴います。
ビタミンC
レチノールとビタミンCは相性が悪く、併用した場合効果が薄れる可能性があります。
レチノールは酸化しやすい
レチノールは酸素と反応しやすい物質です。
特に、レチノールが空気に触れたり、光にさらされることで酸化しやすくなります。
酸化した場合、レチノールの効果が低下する可能性があります。
酸化の影響
レチノールが酸化すると、その効果が減少するだけでなく、酸化物が肌に刺激を与える可能性もあります。
また、酸化したレチノールは、肌に悪影響を与えることがあり、肌の乾燥や赤みなどの副作用が起こる可能性もあります。
酸化を防ぐ
レチノールの酸化を防ぐには、酸化しにくい容器に入れて保管することが重要。
空気や光を遮断ンする効果のあるポンプタイプ・チューブタイプの製品が特におすすめ。
また、レチノールは高温や直射日光に弱いため、冷暗所に保管するのが望ましいでしょう。
そして、使用は短期間で終了すること。
開封後は酸化しやすくなるため、できるだけ早く使用することが推奨されます。
購入の際はレチノールの酸化しやすい点を考えて、製品を選ぶ必要があります。
多くのスキンケア商品には、酸化防止のための添加剤が含まれているとは思いますが、製品によって保管方法や使用期限は異なりますので、使用前に確認する必要があります。
レチノールのデメリット
肌のバリア機能低下
レチノール使用により、一時的に肌のバリア機能が低下します。
肌の乾燥・かゆみ・赤みなどの症状が現れる可能性があります。
日光で劣化
レチノールは日光によって劣化しやすい性質を持っています。
そのため、レチノールを使用している場合は、日中の紫外線から肌を保護するために、日焼け止めや帽子を使う必要があります。
皮膚の刺激
レチノールは一部の人にとって、刺激が強い成分となることがあります。
特に、敏感肌や乾燥肌の人はレチノールの使用によって、肌トラブルが起こる可能性もあります。
使用する際はパッチテストを行って、反応を確認することが重要です。
妊娠中の胎児への悪影響
レチノールはビタミンAの一種であり、過剰摂取は胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。
妊娠中の方は、医師の指導の下で使用を検討する必要があります。
使用方法の誤りによる副作用
レチノールは正しく使う必要があります。
過剰な使用・頻繁に使用した場合は、肌トラブルの危険があります。
また、他の成分との併用によっても副作用が起こる可能性もありますので、製品の説明をしっかり確認して使いましょう。
参考 はなふさ皮膚科 CellBank COSMOPOLITAN
レチノール日中の使用
レチノールは夜間の使用が推奨されていますが、昼間に使用する際はいくつかの注意点があります。
日焼け止めの使用
レチノールは光に弱い成分であり、日光に当たると変化してしまう可能性があります。
そのため、昼間にレチノールを使用する場合は、必ず日焼け止めを併用しましょう。
レチノールの濃度に注意
昼間に使用する場合は、レチノールの濃度・種類に注意してください。
濃度がこい場合や、作用が強く出る種類は昼間の使用を避けた方が良いでしょう。
- パルミチン酸レチノール
- プロピオン酸レチノール
- 酢酸レチノール
- レチノール
上記のレチノールの種類は、下にいくほど作用が強いので、昼間の使用は、「パルミチン酸レチノール」弱いレチノールが配合される製品を使用しましょう。
皮膚の保護
レチノールは肌を敏感にする可能性があるため、昼間の使用時には肌の保護が需要です。
化粧水・乳液などを使って、しっかりと保湿するようにしましょう。
レチノールを何度も塗る
昼間にレチノールを塗った場合に、再塗布するのはNGです。
過剰な使用は肌トラブルの原因となるため、製品の使用方法を守り使うようにしましょう。
おすすめレチノール美容液
キールズ レチノール 美容液
評価 (4,917)
※上の商品は楽天市場のキールズ公式ストア商品です。Amazonは平行輸入品のご紹介です。
※ 評価は楽天市場を参考にしています。
キールズのレチノール高配合の美容液は、通販で最も人気がある商品です。
リピーターも多く、肌改善の効果があったとのレビューも多数。
ただし、中には効果を実感できなかった人もいるようです。
また、A反応による肌のヒリヒリ感や皮むけに驚く人もいるようですが、これは想定される反応なので大きな問題はありません。
異常に反応が強い場合は、使用を中止してください。
豆乳イソフラボン化粧水
【医薬部外品】なめらか本舗 薬用リンクル化粧水 ホワイト
評価 (97)
※ 評価はAmazonを参考にしています。
人気の「なめらか本舗」の豆乳イソフラボンを配合した化粧水にも、レチノールが含まれた製品があります。
なめらか本舗の製品は、お手頃価格で使用感も良いことで多くのリピータが!
レチノールを含んだ化粧水では、とても安い!
製品の原料として使われる豆乳には、多くの栄養素が含まれています。
主な成分としては、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルが挙げられ、さらに豆乳にはイソフラボンという植物性エストロゲンがふくまれており、女性ホルモンに似た働きをするとされています。
さらに、この製品には、シミ・シワ・タルミの改善に効果が期待できるレチノールが配合されています。
豆乳イソフラボンとレチノールが合わさることで、豆乳に含まれる保湿力を高め、レチノールが乾燥による小じわを目立たなくする効果を発揮!
そして、レチノールが肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成をサポートすることで、シミ・シワ・タルミの改善が促されます。
また、豆乳の成分が肌のきめを整え、レチノールが肌の明るさやツヤを向上させる効果をもたらします。
コスパが良いレチノール
KAYUTE HQ Crysta 純 ハイドロキノン クリーム 5.1% レチノール
評価 (2,211)
※ 評価はAmazonを参考にしています。
美白効果のあるハイドロキノンと、肌再生効果があるレチノールを配合したクリームは超コスパが良いスキンケア商品です!
基本的には、レチノールとハイドロキノンが合わさると、肌には刺激が強すぎるのですが、どちらの成分もちょうどよく配合することで、同時に2つの効果を得られるのが、こちらのクリーム。
多くのレビューで、シミが気にならなくなったとの声があります。
ただし、中には刺激が強かった方、肌に合わなかった方もいるので、顔全体に塗るのではなく、気になる部分にのみ使用してください。
美容常識の9割はウソ
評価 (1,007)
※ 評価はAmazonを参考にしています。
美容 情報
ファッション
肌
・ワンランク上の家エステ ㏚
老化
ダイエット
体質
血流
髪
・カラーワックス ㏚
ダイソー
胸
ニオイ
目
・ブルーライト対策サプリ ㏚
・ 【国認定】視力回復機 ㏚
・高評価アイマッサージャー ㏚
眼鏡
・レンズ交換 ㏚
・格安眼鏡 ㏚
・高級眼鏡ふるさと納税 ㏚
・ 盛カラコン ㏚
デマ
雑学