テレビのリモコンの反応が悪いと感じたことはありませんか?
実はテレビのリモコンは、定期的なメンテナンスが必要なのです。
「ボタンが反応しない」と思っても、新しいリモコンを買ったり、メーカーに修理に出す必要はありません。
リモコンの構造は単純なので、自分で修理することが可能です。
リモコンの構造
テレビのリモコンの構造は難しいくはありません。
まず、外カバーが裏と表が1枚づつあります。
これを剥がすと、ボタン部分(ゴム・ラバー)と基板に分かれるため、大きく分けると4枚に分解できます。
ボタン部分(ゴム・ラバー)は、分解すると長年の汚れが溜まっているので、分解した機会に掃除をすると良いかもしれません。
綺麗にリモコンを使用していても、隙間にはたくさんのホコリがあるので驚きますよ。
リモコンが反応しない原因
リモコンが反応しなくなるのは、基盤がベタベタになっているからです。
不具合が起きたリモコンでも、全てが反応しないのではなく、いくつかのボタンが反応しなくなっていると思います。
その反応しない部分の基盤側が、ベタベタになっていることが原因です。
これはゴムを長年使用することで、「加水分解」が起きているためです。
ゴム製品に使用されることが多い、PU(ポリウレタン)・EVA(エチレン酢酸ビニル)は、「水分・熱・紫外線」などに分解され、劣化していきます。
そのうち、水分による分解は、「加水分解」と呼ばれます。
分解による劣化は、製造直後から始まり、2~3年後あたりから大きく劣化が生じてきます。
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リモコンの修理
リモコンの反応を治すには、基盤と、ボタン部分(ゴム・ラバー)の基盤と接する部分の、ベタベタを取り除くことです。
キッチンペーパーにアルコールを浸み込ませて、基盤と、ボタン部分(ゴム・ラバー)のベタベタを取り除きます。
この時、ウェットティッシュは使用しないでください。
繊維や水分が残ると、ボタンの反応が改善しませんので、ご注意を!
キッチンペーパーは繊維が残りずらく、アルコールはすぐに蒸発するため、水分の残しにくく、汚れを落とすのに最適です。
定期的なメンテ
リモコンのボタンの反応が悪くなるのは、「加水分解」によって、ゴムが溶けて(分解)しまうからですが、どんなに丁寧に使用しても、劣化は進んでしまいます。
一度、ベタベタを取り除いても、2~3年するとやはりリモコンのボタンの反応が悪くなります。
そのため、定期的なメンテナンスが必要となります。
やり方を覚えれば簡単に、リモコンを治すことが可能なので、ぜひチャレンジしてください。
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リモコンが反応する理由
テレビのリモコンのボタンはゴムでできていますが、このボタンを押すと、テレビが反応します。
基盤にボタンが当たることで、反応が起きるのですが、このボタンは「導電性ゴム」というものを使っていて、ボタンが基盤に設置することで、電流が流れる仕組みになっているのです。
基盤には細かく配線が張り巡らされていますが、1つのボタンを見てみると、上と下が設置していないことが分かります。
ボタンを押すことで上と下に設置し、電流が流れていくのです。
一般的にゴムは電気を通しにくい絶縁体なのですが、導電性をもったした「導電性ゴム」というものがあります。
これをリモコンに使用していることで、リモコンのボタンを押して、テレビが反応するんですね。
汎用リモコン
自分で修理するのは面倒だという方には、「汎用リモコン」がおすすめ。
汎用(はんよう)リモコンとは、色々なリモコンに使用ができるということです。
ELPA エルパ IRC-203T(BK)は、ほとんどのリモコンに対応します。
価格もお手頃なので、上手く修理ができない場合はこちらの購入をおすすめします。
こちらは東芝テレビ専用ですが、専用リモコンは他のメーカーでも販売されていて、こちらも低価格で購入できます。
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