食品用乾燥材【シリカゲル】は再利用できる・やり方を紹介

食品の袋の中に入っている、乾燥材の「シリカゲル」は、再利用することができます。

再生方法は、吸水した水分を蒸発させる必要があります。

食品用の「シリカゲル」150℃以上の温度で加熱すると、水分を蒸発させることが出来きます。

フライパンであぶるか、電子レンジで加熱します。

電子レンジで、シリカゲルの水分の飛ばし方は、500Wで1分~2分(小袋1つ)

※ 電子レンジで加熱する際は、袋からシリカゲルを取り出します。

袋のまま加熱すると、袋が溶けたり、発火する恐れがあります。

シリカゲルの袋をキレイに開けてたら、どうやって使うか?

電子レンジで水分を飛ばした後に、ハンディ―シーラーで袋を閉じて使用するといいでしょう。

詳しいやり方 → こちら

フライパンで、シリカゲルの水分を飛ばす場合は、150℃以上の温度で加熱します。

ガスコンロでは、弱火で熱します。

弱火は、鍋底に火が当たらない程度の火加減のことです。

火加減 → 詳しく

「電子レンジ・フライパン」で、シリカゲルを再生する際は、温度が高くなり過ぎないように、細かく熱の入り方、短時間で様子を見ながら行うようにしましょう。

シリカゲルとは

シリカゲルとは、食品の品質保持のために、強力な乾燥剤として、幅広く使われます。

食品の袋の中に入っていますが、安全性は?

シリカゲルは、99%以上の二酸化ケイ素からできています。

毒性はありません。

体内で吸収されないので、誤って食べてしまっても、中毒を起こすことはありません。

シリカは天然に存在する、石や砂に含まれます。

ガラスの原料にもなります。

そのシリカを、ゲル状にしたものが「シリカゲル」です。

また、シリカゲルは2種類のタイプがあります。

  食品用シリカゲル(A)

シリカゲルの中で、低湿度の環境の水分の吸収に適しています。

食品用で使用されるものは、医薬品の防湿にも使用されます。

  強力シリカゲル(B)

食品用のシリカゲルよりも、強い吸湿性があります。

建物の建材・ピアノ・寝具などの除湿に使用されます。

食品用と比べて、2倍以上の吸湿力があり、湿度が高い状態で効果がでます。

逆に、湿度が少ない状態では、水分を放出するため、湿度コントロールにも適しています。

天日干しをして、水分を放出することで、吸湿力を戻すことができます。

どれくら再生できる?

シリカゲルの寿命は決まっていません。

除湿力が弱まってきたと感じた時、汚れてきたときに新しい物に交換するといいでしょう。

シリカゲルは水分と一緒に、空気中の汚れも吸着するため、繰り返して使用しているうちに、汚れが蓄積され、除湿力も次第に弱くなっていきます。

シリカゲル・色付きボール

【2g150個入り】 シリカゲル乾燥剤 業務用 食品用 50mm×40mm 東海化学工業所

シリカゲルには、色付きのボールが入っている物があります。

青いボールがピンクに変色した時が、交換時期になります。

交換目安が分かるので、最近はこのような商品が多くなっています。

再生させる時は、熱処理でピンクから青に変わると、除湿機能が復活しているということです。

その他の乾燥材

乾燥材にはシリカゲル以外に、「生石灰(せいせっかい)」というものがあります。

生石灰は「酸化カルシウム」のことで、吸湿することで、消石灰に化学変化するため、再生利用ができません。

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シリカゲル・生石灰の違い

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100円ショップのシリカゲル

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出典:家モノカタログ

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