【赤ダニ(タカラダニ)の駆除方法】いつから増える?

暖かい季節になると、出現する不快害虫…。

それは!「赤ダニ」です。

正式名称は「カベアナ タカラダニ」と言います。

小さくて、発生する時は大量なので、とても気持ち悪い虫ですね。

今回は、「赤ダニ」の生態と駆除方法について解説していきます。

赤ダニとは?「タカラダニ」

春になって気温が上がってると、「赤いダニ」が大量発生します。

動きも素早く、不快な虫です。

「赤ダニ」の正式名称は「カベアナ タカラダニ」と言います。

「赤ダニ」は、見た目は気持ち悪いですが、人を刺したり、害を与えることはないと考えられています。

体長は1~2.7mm

オスはいません。

全てメスなんです!

メスしかいないので、単為生殖ができるので、どんどん数が増えるのですね。

発生時期は、地域によって多少異なりますが、4月から少しづつ増え、梅雨前に数がピークになります。

そして、梅雨が明けるといなくなります。

「赤ダニ」は花粉・小昆虫・藻・菌類・バクテリアなどを食べています。

出没場所は「コンクリート・壁・ベランダ・花」など、どこにでも大量発生します。

赤ダニは人体には影響はありませんが、素手でつぶしてはいけません。

人によっては、アレルギーを起こし、湿疹がでる場合もあります。

また、体が小さく、もろいので、うっかりつぶすと、赤い体液が付着し、洋服などに色が付くと、取れにくいので気を付けましょう。

「赤ダニ」の体液が付いた時は、早めに洗い流してください。

「赤ダニ」が多い時期に、洗濯物を干すと、洗濯物に付着していることもあるので、干す際はベランダに直接布団を干すことは控えましょう。

なるべく、洗濯の竿を使って干すようにした方が、赤ダニが付着することは少ないでしょう。

赤ダニが服についたら?

洗濯物を干していて、「赤ダニ」が付いていたら、優しくティッシュで包んで、つぶしてから捨てましょう。

つぶすと、赤い液体がでるので、くれぐれも洋服でつぶさないようにしてください。

赤ダニの駆除方法

「赤ダニ」の駆除方法は、下記の通りです。

  • 水で洗い流す
  • 殺虫剤・防虫剤を散布する

「赤ダニ」は1匹見かけたと思うと、すでに大量発生しています。

水をかけて駆除することは可能ですが、水が乾くとまた「赤ダニ」は戻ってきます。

「赤ダニ」は水をかけると、動かなくなりますが、実は死んでいません。

「赤ダニ」に水をかけると、体が縮こまり、水圧で潰れたように見える個体もいますが、死んだように見えても、水をかけただけでは死んでいません。

水をかける前の「赤ダニ」

水をかけた後の「赤ダニ」

「赤ダニ」に水をかけて、観察しましたが、動きは止まり、中には水圧で潰れたよう見えるものもいました。

この状態から、「赤ダニ」は死んだと思っていましたが、水が完全に乾くと、縮こまった「赤ダニ」も、潰れたように見えた「赤ダニ」も、急に動き出しました。

水をかけて、小さな「赤ダニ」を洗い流すことは可能ですが、殺すことはできないようです。

もし、水をかけて駆除する場合は、内から外に水をかけ、なるべく広範囲に水をまいたほうがいいでしょう。

赤ダニと水 →観察内容

赤ダニ駆除剤

住友化学園芸 不快害虫剤 虫退治スプレー 400ml

こちらは、「赤ダニ」駆除におすすめの防虫スプレーです。

成分:ピレトリン(天然除虫菊抽出成分)は、昆虫に対する殺虫効果は大きいですが、人やペットに対しての毒性は低いので安心して使用できます。

蚊取り線香などに用いられている成分です。

「赤ダニ」だけでなく、その他の不快害虫にも効果があります。

「赤ダニ」が発生したら、数日間は毎日スプレーを散布してください。

数回に分けて散布することで、家にいる赤ダニが死滅し、しばらくすると赤ダニがなくなります。

このスプレー以外にも、ミントの香りなども「赤ダニ」は苦手です。

ただし、近くに来なくなるだけで、殺すことはできません。